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2021.6.26 
 埼玉県の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われた陸上の東日本実業団選手権最終日の5月16日、男子5000メートル(視覚障害T11)に出場した唐澤剣也さんはライバルの和田伸也選手(長瀬産業)と接戦の末、最後に振り切って優勝しました。記録は15分9秒94の世界新記録。これまでの記録を1秒13しのぐもので、17年ぶりに更新しました。

 上毛新聞の記事は「去年からずっと狙っていた記録。冬場の走り込みの成果が今回のレースにつながった」と唐澤さんの言葉を引用していますが、実際走り込みはサポートのランナー達もついてくのがやっとというハードなものでした。ここ一つの問題が持ち上がります。ガイドランナーが足りなくなったのです。ガイドランナーはブラインドランナーと同等かそれ以上の走力が必要ですが、ボランティアのランナーではそれができなくなったのです。

 大きな目標に向かって躍進し続ける唐澤さんをサポートするにはどうするか。会を主宰する清野衣里子さんの下、最初のトレーナーとして唐澤さんのランニングを基礎から鍛えた星野和昭さん、現在のトレーニングの中心となり、実際のレースでもガイドランナーとして好成績に導いている茂木洋晃さんはじめ、からけん会のメンバーが集まり、対策を協議することになりました。しかし、前橋近郊でほぼ毎日のトレーニングに伴走することが出来、かつ5000メートルを15分台で走りきることが出来るランナーはなかなか見つかりません。

 「今回の記録に満足せず、14分台を目指すというところは変わらず目標にしたい」という唐澤さん。からけん会がいき詰まりかけた時、ある知らせが届きます。SUBARU陸上競技部から「唐澤選手に会ってみたい」という申し出を頂いたのです。ここに道が開けるかもしれない。からけん会にとって大きな希望の光でした。

 こうして唐沢さんはSUBARU陸上競技部監督の奥谷亘氏にお会いすることになります。このことは奥谷氏が上毛新聞の「視点」コラムに書かれていますので、一部を引用させていただきます。

 「先日、本県で活動している東京パラリンピック日本代表のブラインドランナー唐沢剣也選手とお会いする機会がありました。このところ記録がめきめきと向上しているそうで、新たにガイドランナー(伴走者)を探したものの見つからず、同じ県内で活動している私たちに協力の要請があったのです。
 実際に会って話を聞かないと回答できないため、私たちの拠点である太田市に来てもらいました。多くの方が唐沢選手を支援することに納得の人柄でした。その際、SUBARUのコーチたちも実際に唐沢選手と一緒にジョギングをしましたが、想像以上に知らないことがありました。(中略)
 私たちのチームからはコーチと一部の選手が協力することになりましたが…(中略)同じ競技に取り組んでいながら、これほどルールの違いや知らないことがあることに驚きましたし、ブラインドランナーとガイドランナーの大変さも知ることが出来ました。」(後略)

 SUBARU陸上部の協力を得られたことは奇跡のような出来事でした。結果は上記の通り、世界新記録。躍進を続ける唐澤剣也さん。私たちからけん会は多くのサポーターの皆さんとともに、応援を続けます。

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guiderunner あなたも日本を代表するスカイランナー星野和昭選手と一緒に、活動に参加しませんか。 目指すは2020東京パラリンピック。ガイドランナー(伴走ボランティア)としての達成感だけでなく、あなた自身の身体能力の向上という、大きな目標に向かって。からだの地図帳のサポート活動はこちら「目指せ2020東京パラ!唐澤剣也の挑戦」で随時ご覧いただけます。

 海内外の遠征試合等へのサポート、そのほかの支援についてのお問い合わせ、お申込みは「唐澤剣也さんを応援する会」(通称「からけん会」)まで。担当:清野衣里子、サポート隊長:星野和昭、ガイドランナー:茂木洋晃、峰村光、濱田剛嗣、河合駿太、阿部有希。メールは<唐澤剣也サポート>でいつでも。また、FacebookのMessengerでもお受けします。お電話は当院の診療時間中にお願いできれば幸いです。

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